既存 Linux Ubuntu 10.11サーバにHDD RAID1 追加設定 – mdadm編ソフトRAID構築

<事前準備> 1. HDDx2準備(例:Seagate 2TBx2枚 64MB 7200 rpm Advance format) 2. HDD挿入 「fdisk -l」コマンドで、デバイス確認(/dev/sdc, /dev/sdd) 3. 1つのHDDにつき、4つのPrimary Partitionを作成する 4. デバイス事前確認:# cat /proc/partitions 5. 既存Partitionの確認:# parted -s /dev/sda print 6. 既存Raid Arrayの状態と詳細確認:# mdadm –detail /dev/md1 <目次> 1. Partition作成 2. [/dev/sdc]のPartition構成を[/dev/sdd]へコピー 3. RAID array作成 4. Raid Arrayの確認(この時点でMirroring Syncが実行される) 5. 全「Raid Array」を確認、New Array追記 6. New Array追記後、コマンドで反映 7. New Raid DeviceのFile Systemを決定 8. 作成したFile Systemの確認 9. 作成Raid Partitionのmount 10. 最後に[/etc/fstab]登録 1. Partition作成 1. fdisk /dev/sdc 2. n > p > (1-4) > 4等分のサイズそれぞれ入力する 3. t (fd: Linux Raid Auto) 4. w 作成Partitionの保存 # parted -s /dev/sdc print Model: ATA ST2000DM001-9YN1 (scsi) Disk /dev/sdc: 2000GB Sector size (logical/physical): 512B/4096B Partition Table: msdos Number Start End Size…

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既に動作中のLinuxをRAIDに移行する方法

<概要> 現在動作中のHDDをsda、新規追加HDD(Mirror)をsdbとします。まずsdb単独でRAIDを構築し、動作中sdaからデータをコピー(cp -Rp)してから、sdaの領域を開放し、sdaのパーティションを切り直してRAID Arrayに追加するという手段を取ります。 <手順> 1./dev/sdb (sdb1, sdb2, sdb3)にパーティションを構築する 2.パーティションタイプはすべて「0xfd」 にする 3./dev/sdb 単独でRAID構築 注意:デバイス1個ではRAIDの構築が失敗するため、正常HDDと故障HDD(2個)と仮定する。 # mdadm –create /dev/md101 –level=1 –raid-devices=2 missing /dev/sdb1 # mdadm –create /dev/md102 –level=1 –raid-devices=2 missing /dev/sdb2 # mdadm –create /dev/md103 –level=1 –raid-devices=2 missing /dev/sdb3 4.構築したRAIDの設定の保存 # mdadm –detail –scan >> /etc/mdadm/mdadm.conf 5.ファイルシステムを作成(/boot, SWAP, /) # mkfs.ext4 -f /dev/md101 # mkswap /dev/md102 # mkfs.ext4 -f /dev/md103 ここまで「md101,md102,md103」をファイルシステムとしてマウントできるようになります。動作中のsda1,sda2,sda3(旧システム)から上記RAID mount pointへコピーする(コピーはSingle User Modeに切り替えてから行うといいでしょう)。fstab は適切に書き換えて、fstab変更後にgrubを更新します。 Ubuntu/Debianの場合は次のコマンドです。 # update-grub これで、RAIDデバイスからシステムが起動できるようになります。 6.[sdaの領域の開放&パーティションを切り直し] /dev/sdb のパーティションとまったく同じように切る(0xfdにする) 7.その後、新しいドライブをRAIDに参加させます。 # mdadm –add /dev/md101 /dev/sda1 # mdadm –add /dev/md102 /dev/sda2 # mdadm –add /dev/md103 /dev/sda3 ※旧sbaからmdへシステムが移動されたため、fstabも適切に設定すること ここまで、sdaからはまだSystem boot出来ません。設定が終わると自動で2つのディスクに grub がインストールされます。 [GRUBの設定(Ubuntu/Debianの場合] # dpkg-reconfigure grub-pc 注意:Linux2.6以降では、mdadm –create /dev/md* で指定したのと同じデバイス番号で認識するとは限らない。

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mdadmを使ったRAIDの再構成

<概要> 今回は、2xHDD RAID1(ミラーリング)を組んでいました。 ミラーリングのメンバーのうち、1つのハードディスクが故障した際に「再構成」方法を紹介します。 <目次> 1.RAIDの状態チェック 2.hdb1は壊れたドライブとしてマーク 3.RAIDの構成から削除 4.RAIDを構成するドライブの交換 5.ミラーリングの再構成 <手順> 1.RAIDの状態チェック # mdadm –detail /dev/md0 # cat /proc/mdstat md1 : active raid1 hdb1[2](F) hda1[0] 15358016 blocks [2/1] [U_] (F):Fauty 2.hdb1は壊れたドライブとしてマーク # mdadm –fail /dev/md1 /dev/hdb1 3.RAIDの構成から削除 # mdadm –remove /dev/md1 /dev/hdb1 4.RAIDを構成するドライブの交換 #dmesg | grep hd 5.ミラーリングの再構成 #mdadm –add /dev/md0 /dev/hdb2 ミラーリングの再構成が終了後ブートローダのインストール # grub grub> root (hd0,0) grub> setup (hd0) grub> root (hd1,0) grub> setup (hd1) grub> quit 注意:最初に grub と入力した後、すこし時間がかかるかもしれません 以上!!!

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Ubuntu 11.10 mdadmを使ったRAIDの構築

<概要> System hdd:/dev/sda Data hdd:/dev/sdb /dev/sdc /dev/sdd RAID5構築 <目次> 1.RAID5作成 2.作成RAIDの確認 3.設定ファイルの作成 4.フォーマット 5.マウントポイントへマウント 6.再起動時の再マウント 7.マウント先が変わる防止 8.UUIDをfstabに追加 <手順> 1.RAID5作成 $sudo mdadm –create –verbose –assume-clean /dev/md0 –level=5 ¥ –raid-devices=3 /dev/sdb /dev/sdc /dev/sdd 2.確認 $sudo mdadm –detail /dev/md0 3.設定ファイルの作成 $sudo mdadm -Es | grep md/0 >>/etc/mdadm/mdadm.conf 4.フォーマット $sudo mkfs -t ext4 /dev/md0 5.マウント $mkdir /hdd/data $sudo mount -t ext4 /dev/md0 /hdd/data 6.再起動時にマウント先が変わった場合はlsで確認して再度マウントする $sudo ls /dev/md* /dev/md124 $mount -t ext4 /dev/md124 /hdd/data 7.マウント先が変わる防止(自動マウント設定&UUIDを確認) $sudo tune2fs -l /dev/md0 |grep UUID /dev/md* は変更される場合があるのでUUIDを使う。 mdadm –detailで得られるUUIDとは値が異なるので注意が必要 8.UUIDをfstabに追加 $sudo vi fstab UUID=省略 /hoge ext4 defaults 0 0 <RAIDの削除> sudo mdadm –stop /dev/md0 sudo mdadm –remove /dev/md0 sudo mdadm –zero-superblock /dev/sd[abcde]

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LinuxソフトRAIDの管理コマンド【mdadm編】

<RAID管理コマンド集> [mdadm]は、Linux ソフトウェア RAID md デバイスの管理プログラムです。「mdadm」はコマンドの集合ではなく、1つのプログラムであって、ほとんどの機能がコンフィグファイル無しで実行できます。ソフトRAID管理に必要最低限のコマンドを下記纏めました。 RAID状態の確認 # cat /proc/mdstat # mdadm –detail –scan # mdadm –detail -s # mdadm –detail /dev/md1 RAIDデバイスの作成 # mdadm –create /dev/md1 –level=1 –raid-devices=2 missing /dev/sdb1 # mdadm –create /dev/md1 -l1 -n2 missing /dev/sdb1 RAIDからデバイスを切り離し(非アクティブに) # mdadm –fail /dev/md1 /dev/sda1 # mdadm -f /dev/md1 /dev/sda1 RAIDからデバイスを取り除く(–fail後のみ実行可能) # mdadm –remove /dev/md1 /dev/sda1 # mdadm -r /dev/md1 /dev/sda1  RAIDにデバイスを加える # mdadm –add /dev/md1 /dev/sdb1 アクティブなデバイス数の変更(RAID0, RAID1のみ) # mdadm –grow /dev/md1 –raid-devices=2 RAIDの停止(削除) # mdadm –stop /dev/md1 # mdadm -S /dev/md1 UUIDの確認方法 (for fstab if needed) # blkid /dev/md1 # tune2fs -l /dev/md1  RAIDの削除 # sudo mdadm –stop /dev/md0 # sudo mdadm –remove /dev/md0 # sudo mdadm –zero-superblock…

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