人気メッセージアプリ「LINE」に深刻な脆弱性があり、トーク履歴や写真、友だちリストなどのデータを盗まれる可能性があると報じられています。ユーザーはすぐにでもアップデートを確認しましょう。
サイバーセキュリティ専門メディア、Cyber Incident Reportは3月16日、世界で5億人が利用する人気メッセージアプリ「LINE」に深刻な脆弱性があると指摘しました。
脆弱性を攻撃された場合、iPhoneなどの端末に保存されたトーク履歴や写真、友だちリストなどの個人情報が抜き取られたり書き換えられてしまう危険性があるとのことです。
問題が発生するのは、二つの場合があります。ひとつは、公共の場所に悪意を持って設置された無線LAN(Wi-Fi)スポットに接続したユーザーの端末に不正なプログラムを送り込み、ユーザーのLINEデータを抜き取られる場合です。
もう一つは、攻撃者による複数の「友だち申請」を行なう際の「名前」に悪意のあるプログラムを仕込まれてしまう場合です。
本件について、LINEは3月4日に対策を施した更新版を公開し、最新版のインストールにより脆弱性が対策されると発表しているほか、公式ブログでも注意を呼びかけています。
同様のセキュリティリスクを攻撃された場合、ユーザーだけでなく周囲の人々にも影響が及びます。対策として、以下のようなことを心がけましょう。
1. アプリは最新版をインストールする
2. 信頼できない無線LAN(Wi-Fi)スポットには接続しない
3. 身に覚えのない友だち申請には応じない
<ソース:LINE公式ブログ>