中国におけるGmailは、もともと「国のインターネット・Gateway」でアクセス不能にしているが、Gmailを利用したい「中国国内ユーザ」がサードパーティ経由(踏み台サービス・Proxy等)で中国からGmailをアクセスしている。しかし、つい最近踏み台サービス(迂回路)を提供している「サードパーティ」までアクセス不能にし始めている。
中国では今年、GmailなどGoogleのサービスを使うことがますます難しくなってきた。今では、迂回路を提供していたサードパーティのサービスからもGmailにはアクセスできなくなっている。
これまではApple MailやMicrosoft OutlookなどPOPやSMAP、IMAPを使っているサービスからメッセージをダウンロードできた。しかし今では、これらのサーバも中国の万里の火城(Great Firewall)がブロックしてしまったようだ。これで、中国のユーザがGmailにアクセスするための残された方法はVPNサービスの利用のみとなった。
Gmailを愛する中国国内ユーザは、継続して利用する際は「VPNサービス」を契約しざるを得なくなる。ユーザにとっては非常に苦しい手間だ。