Postfix relayhost (ISP経由)

Postfixを利用したメール送信サーバについて、別の記事「自宅サーバ postfix Gmail リレー」でご紹介しました。それはISP(インターネットサービスプロバイダー)のメールサーバを経由せずに、Gmail経由方法でした。今回は、ISPメールサーバ経由での設定方法を紹介します。やり方は、特に大きな差異がありません。 リレーホストの部分がISPのメール送信サーバの入れ替えだけです。各プロバイダーのメール送信サーバをあまりご存知ない方がいらっしゃらないかもしれませんので、今回代表的な3つの大手プロバイダーを紹介します。 Mail Server Postfix を使用時のrelay host設定は下記です。 (/etc/postfix/main.cf) #relayhost = $mydomain #relayhost = [gateway.my.domain] #relayhost = [mailserver.isp.tld] #relayhost = uucphost #relayhost = [an.ip.add.ress] relayhost = [ybbsmtp.mail.yahoo.co.jp] 上記設定は、自宅のインターネット環境でYahooBBを利用した場合の設定です。その他のISPに関しては下記「smtpサーバのドメイン」を入れ替えて下さい。 ぷらら:relayhost = [mmr.plala.or.jp] So-Net:relay host = [mail.ya2.so-net.ne.jp]

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自宅サーバ postfix Gmail リレー Mail Server

自宅サーバを構築したことがある方は、「http, ftp, mail」サーバなどの構築経験があるかと思います。Linux系無料OSの普及により、誰でも簡単に構築することが可能です。しかし、自宅サーバのうち、Mailサーバに関しては、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)の制限により、メール送信の設定がうまく行かないと言う問題がしばしばあります。それは、不正アクセス、サイバー攻撃などにより、プロバイダ側からの制限が日々強化しているからです。では!その制限とは何か、どうやってその制限を対処するか、具体的な設定方法を紹介したいと思います。 近年、ウイルスメールや迷惑メールなどが、ISP(インターネットプロバイダー)の提供するMailサーバーを経由なしで多数送信されていて、セキュリティの問題になっています。そのためインターネット利用者の安全の向上を図るために、多くのプロバイダーが25番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)を実施し、その代わりに「サブミッションポート(Port 587)を使用しています。これによって多くのユーザがメール送信ができなくなり、自宅サーバ運営のメールサーバも送信できなくなりました。 それを解決する為に、「メール送信サーバ587番ポートによる迷惑メール対策」を行わなければなりません。これは、従来自宅サーバからISP経由せずに自由に迷惑メールを送信出来ないようにするため、自宅からメールを送信する際に一旦ISP経由し、外部に送信される仕組みになっています。 ISP経由でのメール送信に関しては、別の記事にご紹介したいと思いますが、今回管理者がISP経由以外の方法を見つけたので、まずそれを紹介します。「Postfix Gmail リレー」という方法です。Postfixとは、Mailサーバを構築する際に必要なメール送信サーバソフトウェアの一つです。同類ソフトウェアはSendmailなどがあります。それでは、「Postfix Gmail リレー」法の具体的な設定方法に移りたいと思います。今回、管理者が利用する環境は、Linux系オペレーティングシステムのUbuntu 11.04 serverです。他のディストリビューションとはそんなに差分がないですが、ご参考頂ければと思います。 <環境> Ubuntu 11.04 server 1.Postfix設定、main.cfの最後に下記追記 # vi main.cf # ================================== # Gmail Relay relayhost = [smtp.gmail.com]:587 #sasl setting smtp_sasl_auth_enable = yes smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl/sasl_password smtp_sasl_security_options = noanonymous smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous smtp_sasl_mechanism_filter = plain #tls setting smtp_use_tls = yes # ================================== 2.password file作成 # vi /etc/postfix/sasl/sasl_password smtp.gmail.com]:587 username@gmail.com:password 3.sasl_passwordファイルをハッシュ化 # postmap sasl_password 4.Restart Postfix # /etc/init.d/postfix reload 5.Gmail設定 1.) Gmail Login 2.) 右上画面から設定を選択 3.) アカウントとインポートをクリック 4.) 自宅メールアドレスを登録

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